これが最上級生のプライド!中庭合唱「未来へ」「校歌四部」

 11月15日(月)、昼休みの中庭に、再び歌声が響きました。

 その直前、昼の放送で、3学年の代表2名が次のように語りかけました。

 本日、昼休みに3年生最後の中庭合唱を行います。今日は私たちが昨年度引継式の後に歌った「未来へ」という曲と、歴代の3年生が歌ってきた「校歌四部」を歌います。
 私たちは昨年度、コロナ禍の中での初めての引継式を行いました。例年なら、応援や合唱などで3年生に引き継ぐ決意を示すところでしたが、それが出来ず、皆さんのように引継のセレモニーだけを行いました。それでも、上中三大文化の一つであり、私たち3年生が大切にしてきた合唱で引き継ぐ決意を見ていただきたいと歌った歌が「未来へ」でした。
 「道端のこのスミレが今日咲くまでに、どれだけの時が必要だったことだろう」で始まるこの歌は、まさに71年の上田中学校の歴史に思いを馳せることのできる歌です。そして、この歌は「誰も未来を君に未来を送ることは出来ない、なぜなら君が、君が未来だから」と結ばれます。今思えば、今年度生徒会スローガン「今、君から」は1年前のあの時から決まっていたのかもしれません。その歌を1年ぶりに披露します。この歌で1・2年生の皆さんが改めて「今、君から」と、思えるように、その背中を押せるように歌います。
 2曲目は「校歌四部」です。上田中学校の卒業生は、昨年度70年目にして20014人と、2万人を超えました。そして71年目の私たちはその2万人台の礎となる世代となります。さて、20014人の卒業生全員が歌える歌は何でしょう?そう、「校歌」です。全国、いや全世界で活躍している卒業生、そして今は天国から母校を見守っている卒業生、その全ての卒業生が歌える歌は開校1年目に作られた「校歌」だけなのです。そしてのちに上田中学校の音楽の先生だった佐々木正太郎先生という方が、この校歌を混声四部合唱に編曲し、歴代の3年生が歌い継いできたのが、今日披露する「校歌四部」です。私たち3年生も今日、20014人の卒業生から引き継ぐ日です。
 3年生のプライドをかけて歌います。
 上田中学校、71年目の3年生の最後の中庭合唱です。ぜひ、お聞きください。

 ちょうど、佐賀県・唐津市立相知中学校の先生が、視察研修で来校され、挨拶もそこそこに、「いいところにいらっしゃいましたね。まず、聞いてください。」と、参観いただきました。

 「これが、普通の公立中学校の3年生の合唱ですか?!」と大感激していました。

 まさに、上田中学校最上級生のプライドそのものというべき合唱でした。

 例年のことではありますが、さて、1,2学年の皆さんにはどのように受け止めるでしょう?

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