新しいALTの先生がやってきました

 8月25日(水)、2学期から本校のALTとしていらしたイザベル・セイコル先生の紹介式を行いました。

 日本語がとても上手で、自己紹介も、全部日本語でした。そのまま紹介します。

 初めまして。
 新しくALT先生のイザベル・セイコルと申します。アメリカのマッサチューセッツ州ボストン市の出身です。
 今回日本に来るのは4回目です。1回目は16歳で、海外に行くのも初めて経験しました。しかし、その時まで子どもの頃からずっと海外に行って、そして外国語をペラペラになるのは私の夢でした。ですから、日本に行く前に2年間毎日日本語を集中して勉強しました。よく頑張ったとは思いましたが、やっと日本に着いたらすぐ日本語が全然できないと気が付きました。
 サインも読めなかったし日本人の喋り方が聞き取れなかったし、日本のマナーまでも分かりませんでした。例えば、お店に入ると店員さんが「いらっしゃいませ」と言ったら、挨拶だと思って私も「いらっしゃいませ」と繰り返して言ってしまいました。日本語で話すといつも間違えばっかりでした。
 そしてある日、レストランに行ってメニューを読めなくて話す自信がありませんでしたから、結局指でメニューにある写真を指すしか注文できませんでした。恥ずかしくてすごく辛かったので、その時初めて日本語を諦めたいと思いました。もう2年間頑張ったのにレストランの注文までも全然できなくて悔しかったです。でも、落ち着いたら、私の夢と、何で日本が好きかを思い出しました。日本の美しさとか出会った人たちの優しさが忘れられませんでしたから、辛くても諦めませんでした。
 そして、日本語の勉強も、スポーツでも、ビデオゲームでも、何をやっても間違えることは絶対にあることだと気がつきました。皆さんも、落ち込む時はあると思うけど、大事なのは立ち戻ることです。その時、本当に日本語を諦めたら4回目も3回目も2回目も、日本に戻って来ませんでした。そして私の大切な夢がなくなってしまいます。今、その時を思い出したらもう辛くないです。
 ただ、ここまで来てよく頑張ってきたという気持ちが出て来ます。皆さんの英語の勉強も同じだと思います。どのぐらい勉強してもたくさん間違えることはあります。しかし、諦めるより間違える方が絶対いいです。恥ずかしいミスもいい勉強になるので、これからもっと間違えて言語の勉強を一緒に頑張りましょう。

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