御礼!学校公開研究会開催できました!

 7月2日(金)の学校公開研究会では、つたない研究発表ではありましたが、公開授業・全体会・分科会を通して参会された方々にとって、これからの授業づくりについて学ぶ1日となりましたことを願うばかりです。そこで、参会者アンケートの中から、その一部をご紹介します。

【理科】
 1年生から3年生までの理科の授業を勉強させていただきました。どの授業も設定課題が大変魅力的であり、生徒も高い意識をもって取り組んでいたことが印象的でした。3年生の授業での課題は、以前にテレビで見たことがあり、私も何らかの形で生徒に考えさせたいと思っていました。しかし、「箱の中の空気のほうが、風船よりも質量が大きいため、慣性の影響が大きく働く。」までは考えることができそうなのですが、空気に働く浮力のイメージ化が困難であり、風船がなぜ進行方向に移動するかをスッキリ考えられるか自信がなく、足踏みしておりました。大変参考になりました。ありがとうございました。

【社会科】
 公開授業では、生徒が今まで学んできたことを活かしながら、自分の考えをもち、表現している姿が素晴らしかったです。それを教師がつなぐ授業に感銘を受けました。講演会では、石井先生の話を聞かせていただき、大変ためになりました。特に、評価をするに際して教師側が明確なビジョンと目標をもたなければいけないと改めて感じました。分科会では、「まとまり」「問い」「仕掛け」を軸に参加者の方々の質疑応答の中で参考となる意見が多々あり、大変勉強になりました。上田中学校の教員及び生徒の皆さん、本当にありがとうございました。

【数学科】
 石井先生の講演がとても参考になりました。目標・指導・評価の一体化というところが、納得の一言でした。授業の実態とパフォーマンスを発揮する場面にきちんとつながりがあること、改めて大切だと感じました。結局、「できる」「できない」に帰着してしまっている生徒の実感、これを払拭できるように努めたいと思います。
 また、指導案の作り方が、身に付けさせたい資質・能力と、そこに向けたプロセスまでとてもイメージしやすいものでした。きちんと見通すための指導案として、自分自身も考えたいと思いました。

【保健体育科】
 公開授業では、コロナ対策が行き届いていること、先生の指示が明確であったこと、教具がたくさんあったこと、IDケースに入れた紙への記入など、参考になりました。
 講演会では、評価についてお話をいただきましたが、特に授業づくりの根幹は、気が付いたら考えているということ、プロとアマチュアの差は、見えているものが違うということ。評価については、分析評定と総合評定があることなど、多くの点について学ぶことができました。
 改めて、上田中学校の学校公開、そして、保健体育科の先生方の授業を見させていただくことができてうれしかったです。

 おかげさまで、たくさんのコメントをいただいています。

 例えば、学習指導案の1ページ目を様式フリーで示したこと、「まとまり」「仕掛け」も、今回提案してみましたが、いかがだったでしょうか。

 理科の前に傾く風船のなぞは、中学生のレベルでは難しいのかもしれません。でも、生徒が夢中になって考える姿を見ると、発展的な課題へチャレンジする機会はやっぱり大事。そう思わずにいられません。

 そして、石井先生のお話には、日頃の指導を振り返る視点がたくさんあります。プロとアマチュアの差もそのとおりで、まさに私たちも日々スキルアップしたいと願って取り組んでいるところです。

 

 令和3年度、第34回学校公開研究会「学習しつづける力を高めるための研究~単元や題材など内容や時間のまとまりを見通してつくる「生徒が主役の授業」のあり方~」

 全校の一人一人の輝く瞬間が結集し、参会者の熱気に包まれた1日は、ひとまず幕を閉じました。

 教職員一同、まだまだ至らぬ点が多々あり、250名の参会者の皆様からいただいた激励とご指導を、これからへの励みとして、研究実践を継続して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 取り急ぎ、御礼まで。

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