速報!第34回学校公開研究会に、250名が参会!
7月2日(金)、2年ぶり34回目となる学校公開研究会を開催しました。
新型コロナウイルス感染症等により、規模を縮小しての開催でしたが、それでも県内各地から250名の先生方にご参会いただき、20の公開授業と全体会、各教科分科会を行いました。
1学年国語は、異なる場面で登場する情景描写等に着目し、伝え合う活動を通して中心人物の考え方の変容を解釈していく授業でした。
あまりに活発な話し合いの様子に、参会者の先生方の注目度も大きく、生徒たちの発言に興味津々のようです。
そして、2学年技術は、神戸市「メッセージ交換アプリを活用した防災システム」の開発者の工夫等について考える授業です。
ちなみに、このコンピュータ室は、昭和63年度に設置され、機器の更新等を行いながら、30年以上利用しています。
この夏休みに、各教室に生徒用端末が整備されることに伴い、コンピュータ室の機器等が撤去となります。こうして、授業する姿も残りあとわずかなんだなと思ってしまいました。
そして、京都大学石井英真先生がご講演の中で取り上げたのが3学年理科の慣性の法則の授業です。
透明プラスチック容器の中に、ヘリウムガスを入れた風船を糸で止めています。
容器を、矢印のように動かすとどうなるかという実験です。
慣性の法則を学習しているので、大多数の生徒が後ろに傾くと予想する中、実際に実験してみると、前に傾くのです。
「なんで、前に傾くの?」と、教室がザワザワし、その理由を突き止めようと動き出します。
そんな生徒の様子を、石井先生は「生徒はもうすでに思考している。これぞ主体的に学ぶ姿。」と評していました。
また、来週に期末テストを控え、生徒は部活停止のテスト期間に入っていますが、本日のご講演にもあったとおり、豊かな授業実践に負けないだけの評価場面にしなければと思ってしまいました。
参会者の皆様はもちろん、研究指定をいただいた盛岡市教育委員会をはじめ、岩手県教育委員会、岩手大学教育学部、PTAの皆様など、本当に多くの方々のご理解とご協力により、開催できました。
本当にありがとうございました。
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